現状と今後の課題

水管理における現状と今後の課題

○まず、宮田用水の水管理について簡単に整理してみよう!

・宮田用水は濃尾平野の一宮市を始めとする7市6町にもまたがる区域の水田に木曽川から取り入れた水を供給しています。

・水は江戸時代から形状を変えながらも利用されてきた水路を、昭和中期に国営事業や県営事業により改修(用排分離)された管水路を使い配水しており、宮田用水の管理水路はほぼ全線が管水路化されています。

・国営水路については、水管理の適正化を図るため遠方監視制御による集中管理システムとなっており、かんがい期は中央管理において24時間体制で管理しています。

・用排分離によって残された旧用水路は排水専用水路となり、地域の有用な資源として都市的地域の排水に重要な役割を担っている。

○次に、水管理の現状はどうなっているんだろうか?

・宮田用水管体から出た水は、市町または他の土地改良区管理の小水路により水田に配水されているが水路形態は管水路、開渠等まちまちで水路の大きさについても地域のほ場形態に合っていないものがある。

・堰撤去により地下水位が低下することにより生ずる初期用水と日減水深が増大してきている。すなわち、かんがい面積が減っても使用水量は変わらない。

・耕作のオペレーターへの委託や農機の大型化により一日あたりの作業量が倍加し大量集中型の取水となっている。

○以上の現状からどんな問題が起きてるんだろうか?

・幹線水路の計画水位が保てず、水位低下により水の出が悪くなったり全く出なくなったりする分水口が出てくる。

・地元管理から事務局への管理移行が増大し、事務局の負担が重くなってきた。

○その間題についてどう対応してるのか?

・幹線水路の計画水位確保のため、時間割による配水ローテーションを実施している。

○今後どんな課題があるのだろうか?

・流量監視のみの分水口(計画流量0.1〜0.5m3/s)あるいは県営管水路のチェックゲートの電動化並びに遠方制御化の拡大

・調整池の設置

・番水制(配水時間割)の拡大強化

・末端水路の再構築(用排兼用型から用水型)

※お願い

“地域みんなの大切な水です
掛け流しをやめ、
保水に努めましょう”